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Solaris Cluster Express リリースノート

このリリースノートには、Sun Cluster 3.2 のマニュアルに記載されている情報が Open HA Cluster プロジェクトで使用する Solaris™ Cluster Express および Solaris Cluster Express Geographic Edition に適用される場合の、追加情報、変更点、および訂正を記載しています。Sun Cluster 3.2 のマニュアルセットに記載されている情報は、このリリースノートで特に断りがないかぎり、Solaris Cluster Express、Solaris Cluster Express Geographic Edition、Open HA Cluster プロジェクトで提供されるコードに対して有効です。

サポートの変更

Solaris OS - Solaris Cluster Express は、Solaris Express Community Edition Build 86 で動作するようになりました。

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新機能

Solaris Cluster Express

Solaris Cluster Express の最新リリースで使用できる新機能は次のとおりです。

排他的 IP ゾーンのサポート

ゾーンの構成で、ip-type に "exclusive" を設定できるようになりました。これによりゾーンは、そのゾーンが割り当てられている NIC に排他的にアクセスできるようになります。このようなゾーン内のアプリケーションは、そのゾーンで利用可能な NIC と直接通信できます。Solaris Cluster はこの機能をサポートするようになりました。

Solaris Cluster Express Geographic Edition による Oracle Data Guard ベースの複製のサポート

SCX Geographic Edition は、Oracle 10g および 11g の Data Guard ベースの複製をサポートするようになりました。

Solaris 9 ブランドゾーン (コンテナ) のサポート

HA Container エージェントは、SPARC プラットフォーム上で Solaris 9 ブランドゾーン (コンテナとも呼ぶ) をサポートするよう拡張されました。Solaris 9 で特定のアプリケーションを実行する必要があるものの、Solaris 10 の新機能を利用する場合は、この機能拡張が便利です。

PostgreSQL のログ先書出し方式シッピングのサポート

このリリースでは、PostgreSQL のログ先書出し方式 (Write Ahead Log、WAL) シッピングをサポートしています。この新機能は、HA PostgreSQL エージェントに実装されています。

エージェントのバグの修正

エージェントのバグの修正に関する最新のリストは、http://www.opensolaris.org/os/community/ha-clusters/ohac/Documentation/ohacds_changelog/ で入手できます。

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制限および要件

現時点では Solaris Cluster Express に関する制限および要件はありません。

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既知の問題と回避方法

次のエントリでは、Solaris Cluster Express および Solaris Cluster Express Geographic Edition に関する未解決のバグの回避方法について説明します。これらの回避方法は、Solaris Cluster Express および Solaris Cluster Express Geographic Edition コードの更新バージョンで修正が利用できるようになったときに、リリースノートから削除されます。

Solaris の「secure by default」 オプションが有効な場合に必要な手順がマニュアルに記載されていない (6558275)

問題の概要:Solaris Express のインストール中に、制限されたネットワークプロファイルの設定が原因で、Solaris Cluster Express の機能が使用する次の 2 つのネットワークサービスへの外部アクセスが無効になります。

  • 遠隔手続き呼び出し (Remote Procedure Call、RPC) 通信サービス: クラスタ通信で必要
  • Sun Java™ Web Console サービス: Cluster Manager GUI を使用するために必要

回避方法:RPC 通信への外部アクセス、および Sun Java Web Console への外部アクセス (オプション) を復元します。

  1. RPC 通信への外部アクセスを復元するには、次のコマンドを使用します。

    # svccfg
    svc:>select network/rpc/bind
    svc:/network/rpc/bind> setprop config/local_only=false
    svc:/network/rpc/bind> quit
    # svcadm refresh network/rpc/bind:default
    # svcprop network/rpc/bind:default | grep local_only

    最後のコマンドの出力は、local_only プロパティーが false に設定されていることを示すはずです。

  2. (オプション) Sun Java Web Console への外部アクセスを復元するには、次のコマンドを使用します。

    # svccfg
    svc:>select system/webconsole
    svc:/system/webconsole> setprop options/tcp_listen=true
    svc:/system/webconsole> quit
    # /usr/sbin/smcwebserver restart
    # netstat -a | grep 6789

    最後のコマンドの出力は、6789 のエントリを返すはずです。これは、Sun Java Web Console への接続に使用されるポート番号です。

複数の DATS テストが起動されないか、または解決されない (6571388)

問題の概要:一部のデータサービス自動テストスイート (Data Service Automated Test Suite、DATS) テストが UNINITIATED または UNRESOLVED として失敗することがあります。これは、クエリー対象のリソースグループがまだ完全にオンラインになっていないためです。この問題はタイミングが原因で発生します。

回避方法:現在、適用できる回避方法はありません。

SUNWdats パッケージが以前にインストールされアンインストールされていた場合、このパッケージのインストールが失敗する (6574454)

問題の概要:SUNWdats パッケージが以前にインストールされアンインストールされていた場合、インストール後のスクリプトが失敗します。

回避方法:次の XML ファイルを手動でインポートします。

# svccfg import tcc-dtet.xml

ディスクをセットに追加するときに rpc.metad がコアダンプする (6579356)

問題の概要:Solaris Cluster Express で発生するこの問題により、2 つの GEO シナリオ、geo_avs_mult_pgs_nonreboot および geo_avs_mult_pgs_reboot が実行できなくなります。

回避方法:現在、適用できる回避方法はありません。

OSC:sds テストを実行すると、リンクが存在しないためファイルシステムが I/O エラー状態になる (6579910)

問題の概要:ノードが既存のメタセットに追加されると、そのノードでメタセットのデバイスリンクが削除されます。

回避方法:メタセットに追加するノードで /usr/cluster/lib/sc/metaclusterbinddevs コマンドを実行します。

例:クラスタ内に foo という名前のメタセットがあり、このメタセットにはすでに pnode1 があるとします。metaset -s foo -a -h pnode2 を実行したあとに、metasetbinddevspnode2 で実行します (metaset コマンドが返されたあと)。

HAStoragePlus を使用して ZFS ファイルシステムと SCX 2/08 間で NFS 共有できない (6671094)

問題の概要:SUNW.HAStoragePlus によって管理される Zettabyte ファイルシステム (Zettabyte File System、ZFS ) の zpool と SUNW.HAStoragePlus が 内部的にやり取りする方法が原因で、ZFS ファイルシステムを Solaris Cluster Express 2/08 と共有できません。

回避方法:現在、適用できる回避方法はありません。

SCM GUI が Nevada リリースで Web Console 3.1 をサポートしていない (6701123)

問題の概要:Sun Cluster Manager (SCM) グラフィカルユーザーインタフェースは、Web Console 3.1 に「Tasks」と「Topology」タブを表示することができません。

回避方法:clsetup コマンドを使って必要な作業を実行してください。

Nevada ビルド 86 には、GEO 用の SCM が付いていない (GEO 用の SunPlex) (6702804)

問題の概要:Nevada ビルド 86 には、Solaris Cluster Geographic Edition (GEO) 用の Sun Cluster Manager (SCM) が付いていません (特に Web Console 3.1)。Solaris Cluster Geographic Edition 自体のリンクが、アプリケーションを起動するためのコンソールのメインページにありません。

回避方法:ノードにパッケージをインストールする前に、次のコマンドを実行します。

$> /usr/sbin/smcwebserver stop
$> cp $console_home/import/lib/registrationservlet.jar \
$console_home/private/import/lib

$> /usr/sbin/smcwebserver start

console_home は、ファイル config.properties 中の console_home プロパティーの値です。

Solaris では、console_home/usr/share/webconsole/ です。